肌断食で失敗してしまう人の、ほとんどの原因とは

コラム │ 2021.07.24 更新

「肌断食」とグーグルで検索しようとすると、「失敗」という言葉が出てきます。肌断食に挑戦はしたものの、成功しなかったという人の声は大変よく聞きます。

今までも「へ～幸子さん、肌断食っていう方法なんですね。お化粧品やめるだけなんだ。簡単だから自分でやってみます。」とおっしゃる方はたくさんいらっしゃいました。

でも、たいていの方は、しばらく経って久しぶりに会うと「あ～、あの方法ね。私には合わなかったみたい。」とあっさり肌断食をやめている、、、、

このことは本当に残念でなりません。

例えば35歳の人が、中学2年生からお化粧品を使い始めたとしたら、もうかれこれ20年以上お化粧品を使い続けていることになります。

20年という歳月をかけて、肌に「お化粧品を塗ってあげるからね。自分で潤わなくてもいいよ。なまけてて。」と言い続けてきたのにもかかわらず、いきなり「今日から自分でやって！！！もう塗らないから！」って。

あまりにも急すぎやしませんでしょうか、、、、

肌断食の方法は、色々な方が色々な方法を提唱されていますが、私は一気にやめるという方法はお勧めしていません。

今までどのような洗浄力のものでお肌を洗っていたかによっては、相当時間をかけて、肌に伝えていかないと、それは失敗と思うように、肌の状態が荒れても仕方ありません。

洗顔、クレンジングといっても、洗浄力はその商品によってずいぶんと違います。とても洗浄力の弱い洗顔をしていたならともかく、たいていは、メイクをしているので、クレンジング、洗顔のダブル使い。とてもやさしい洗浄力とはいえない商品をお使いの方も多いです。

まずは、クレンジング、洗顔の洗浄力を落としていく必要があります。

そのためには、使用されているメイク用品も見直す必要があります。

「肌にだって都合がある。」これは私が声を大にして言いたい言葉です。

冷え性や、肥満体形、貧血などがすぐに改善されず、日にちをかけてゆっくりと改善していく必要があることはおわかりになると思うのですが、なぜか肌のことになると、すぐに答えが出ると勘違いしてしまうようなのです。

それは肌が、表に出ている臓器で、（肌が臓器だという話は、WEBで学べる動画内でしております。興味のある方はそちらをご覧ください。）簡単に何かをすぐに施せてしまうためなのでしょうね。

化粧品の類は、「塗ったらすぐに潤う」「洗ったらすぐにきれいになる」「こすったらすぐにつるつるになる」という即結果にあらわれる（かのように思える）ものばかりというのも、その考えを助長させています。

「ただやめるだけ」なんて簡単な方法なんでしょう！さぁあなたも今すぐやめて！きれいなお肌を取り戻しましょう！

肌断食がそんな方法であるならば、もうとっくに女性はみんな肌断食できてます。

正直に言います。肌断食をすることは、とても難しいです。でも、それは期間をかけずに、最短コースで目指そうとするからです。

今まで自分がお肌に対して行ってきたスキンケアを無視して、いきなりすぱっとやめる。

その方法で、まれに成功される方もいますが、本当にまれです。

肌断食に失敗する方は、ご自身のしてきたスキンケアを棚にあげて、さんざん蔑ろにしてきた肌の力に急に頼ろうとする人です。

肌断食に挑戦するためには、今までのスキンケアをしっかり分析して、そのスキンケアが肌に与えてきた影響を、少しずつ少しずつ減らしていく必要があります。

すっかり拗ねているお肌に、また頑張ってもらうためには、洗浄力、メイク用品、食生活、生活習慣、様々なことを見直さなければなりません。

お化粧品を使ってスキンケアしていけば、それはしなくてもいいので、お化粧品を使うスキンケアの方が、肌断食よりよっぽど簡単なんです。

「肌断食を甘く見ないで！！！」

これも私が声を大にして言いたい言葉です。