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大切な人と今を繋ぐpresent

大切な人と今を繋ぐpresent │ 2021.06.27 更新

日焼けは日焼け止めより、日傘や帽子で

私が「日焼け止めをしっかり塗るよりも、物理的に日傘や帽子で日焼けは防ぎましょうね。」と伝え始めて8年程過ぎました。

私自身は、一日中炎天下で応援する子供たちの運動会や、海水浴では日焼け止めのお世話になりますが、普段のお買い物や散歩では、よっぽどのことがなければ日焼け止めを使わず、日傘と帽子で過ごしております。

日傘が私をずっと日焼けから守ってくれていました。

それをずっと見ていた主人が、何を思ったのか、、、、、、

着物から日傘を作る職人になったのが、2020年。

それまでの彼の軌跡をここで少しご紹介させてください。

遺影写真加工という仕事との出逢い

彼は3年前、縁あって遺影写真を加工するという仕事に就くことになりました。大きな葬儀会社さんと提携している仕事なので、午前中お写真を頂き、それをその日のお通夜までに間に合わせるというあわただしい仕事です。

その仕事に携わる中で、葬儀前の限られた時間の中、ご遺族が故人の写真を探す大変さに直面し、ご自身がなくなってから、大切な家族が慌てない様に、生前に準備しておいて欲しい。と生前から自分の遺影を用意しておくことを、啓蒙し続けております。

遺影写真は、故人との思い出を偲ぶ、とても大切なもの。

自分自身が最期の日を想像し、写真を作成することは、生きている今を大切に感じることもできると彼は伝えています。

生前整理の現実

遺影写真の加工に関わることで、生前整理の現実も目にすることが増えました。その中で、彼が一番心を痛めていたのが、多くの着物が行き場所に困り、廃品として回収されていくという現実です。

彼のおばあちゃんも沢山着物を持っていましたが、彼の母親は着物を全く着る習慣がなかったので、受け継いだ着物を生かせないでいました。

なんとか着物を違う形で、、、、

そう考えた彼が導き出した答えが着物から日傘を作るという選択でした。

着物を違う形で生かしたい ×  私が日ごろ日焼けから守ってくれていた日傘

が一つに繋がったのです。

ご先祖様を大切にする彼が導いた着物から日傘を作るという選択

ご先祖様がいるから今がある。

それは彼の口癖です。お墓参りを欠かさないし、ご先祖様に恥じない生き方を貫いています。

ご先祖様の着物を、日傘にリメイクすることで、「太陽の日差しからおばあちゃんが守ってくれている、今日もありがとう。」そう思ってくれる人が増えたらなという思いで、彼は今日も日傘を製作しています。